ハンズオンワークショップ詳細

1. 統計ハンズオンセミナー 1、2
2. 研究実践ワークショップ 1~7
3. スペシャルグループワークショップ 1~3

統計ハンズオンセミナー

会 員( 5,000円) : 4/2(月)10:00~9/7(金)17:00 先行予約受付!
非会員(10,000円):4/16(月)10:00~9/7(金)17:00

◆ 統計ハンズオンセミナー1 9/29(土)10:00-11:30・定員30名

一人でできるプロペンシティスコアマッチング

企画責任者:田中 司朗 京都大学大学院 医学研究科 臨床統計学/臨床統計家育成コース

対象者:初中級者
*交絡調整の考え方や、プロペンシティスコアに関する基本的知識を有する方
*RもしくはSASのごく基本的なプログラムが書ける方
ワークショップの学習達成目標:プロペンシティスコアを用いたマッチングを、統計ソフトRあるいはSASを用いて自在に行えるようになること。
ワークショップの概要:臨床疫学や臨床統計学の研究では、交絡調整を行った上で暴露あるいは介入効果の評価を行うことが必須となりつつあります。このような交絡調整のための手段として、プロペンシティスコアマッチングを用いた方法が近年注目されています。本セミナーでは、基本的な記述統計が理解でき、統計ソフトを用いてそれらを計算できる初中級者を対象とし、プロペンシティスコアによるマッチングの方法をハンズオン形式で習得して頂きます。当日は、実際の臨床研究論文で用いられたデータを題材に、交絡調整の必要性を改めて再認識して頂き、プロペンシティスコアの算出、スコアによるマッチング、マッチングされた集団での比較・考察を行って頂きます。
持参物、事前準備:無線LANが使用できるPCを各自で持参して頂きます。実習では実習日時点で最新versionのRおよびSASでのチュートリアルを進行予定です。ご使用予定の統計ソフトを各自で事前にダウンロード・インストールして頂くようお願い致します。後日セミナーに必要なアプリケーションのダウンロード・インストールのお知らせをいたします。また、会場にWi-Fiを用意しておりますが利用者が一気にアクセスした際にダウンする恐れもあるため、個人のモバイルWi-Fiをお持ちの方は持参頂けますと幸いです。

◆ 統計ハンズオンセミナー2 9/29(土)16:30-18:00・定員30名

観察研究における準実験デザイン(操作変数法・回帰不連続デザイン)

企画責任者:田栗 正隆 横浜市立大学 データサイエンス学部

対象者:中級者向け
ワークショップの学習達成目標:操作変数法と回帰不連続デザインの概念を理解し、統計ソフトウェアRもしくはSASを用いて解析を実施できるようになる。
ワークショップの概要:曝露あるいは治療効果を推定する目的で実施される観察研究においては、データ解析時の交絡調整が1つの重要な問題となります。伝統的な交絡調整の方法としては、層別解析、マッチング、回帰モデルが挙げられます。また、傾向スコアを用いた方法も頻用されるようになってきています。しかしながら、これらの方法では「未測定の交絡因子が存在しない」という仮定が前提となっており、特にデータベース研究等のレトロスペクティブに実施される観察研究では、成立が難しい可能性があります。これに対して、操作変数法や回帰不連続デザインなどの準実験デザインと呼ばれることのある解析手法では、汎用性は限られているものの、「未測定の交絡因子が存在しない」という仮定を必ずしも必要としないという利点があります。本ワークショップでは、基本集計や回帰モデルなどの標準的な交絡調整を行うことができる中級者を対象に、操作変数法と回帰不連続デザインの解説を行います。また、実際の観察研究を模したデータセットを利用して統計ソフトRによるデータ解析の実習を行います。本セミナーを受講することで、操作変数法や回帰不連続デザインの概念とこれらの方法を使用可能な状況、必要な仮定、実施上の注意点等を理解し、実際に統計ソフトを用いて実行し結果の解釈を行えるようになることを目標とします。
持参物、事前準備:無線LANが使用できるPCを各自で持参して頂きます。予め無料の統計ソフトRまたはSASをインストールしたPCをご持参下さい。後日セミナーに必要なアプリケーションのダウンロード・インストールのお知らせをいたします。また、会場にWi-Fiを用意しておりますが利用者が一気にアクセスした際にダウンする恐れもあるため、個人のモバイルWi-Fiをお持ちの方は持参頂けますと幸いです。

研究実践ワークショップ

研究実践ワークショップ企画 募集要項はこちら

会 員(1,000円): 4/2(月)10:00~9/7(金)17:00 先行予約受付!
非会員(2,000円):4/16(月)10:00~9/7(金)17:00

◆ 研究実践WS1 9/29(土)10:00-11:30・定員50名

文献検索の第一歩 ~検索ワードの探し方・決め方~

企画責任者:佐田 憲映 岡山大学大学院医歯薬学総合研究科腎・免疫・内分泌代謝内科学

対象者:初学者
ワークショップの学習達成目標:クリニカルクエスチョンに対する系統的な文献検索のためのワードを設定できる。
ワークショップの概要:事前学習で、「系統的検索とは何か」、「統制語とは何か」、「Automatic Term Mappingとは何か」について学習します。また、事前にシナリオを配布します(RQ+代表的な論文)。当日のワークショップでは、事前学習の内容を簡単に復習し、その後グループワークでRQから実際に検索語を決定し、検索を行います。最後に目的とする検索が行われていることを確認します。
持参物、事前準備:無線LANが使用できるパソコンを各自ご持参下さい。Wi-Fi環境も必要で、会場にWi-Fiを用意しておりますが利用者が一気にアクセスした際にダウンする恐れもあるため、個人のモバイルWi-Fiをお持ちの方は持参頂けますと幸いです。

◆ 研究実践WS2 9/29(土)13:10-14:40・定員50名

最短で統計解析を行うために必要なエクセル技術~Data Wranglingの第一歩~

企画責任者:徳増 裕宣 大原記念倉敷中央医療機構臨床研究支援センター

対象者:初学者
ワークショップの学習達成目標:元のデータから、統計解析を行うためのデータセットを作成し、効率よく解析作業が行える下準備を行えるようになる。
ワークショップの概要:ICTの普及に伴い、医療分野でもビッグデータの活用が始まっている。今後はデータの標準化やデータ同士の連携により、様々な医療サービスの見えるかが進むと考えられる。まずは、現在の医療データベースの特徴に関する講義を15分ほど行い、これから世の中が向かっていく道を紹介する。
また、臨床研究を行う際に最も時間を要するのは、データの抽出とそのクリーニング作業であり、本ワークショップでは、データベース構築に必要な正規化といった基本的知識の講義も行い、データの問題を理解し、理想形を描くことができることを目標とする。さらに、実際にエクセルを用いて発見した問題点を修正する技術も習得してもらう。具体的にはsumやaverageといった初歩的な関数からvlookupやif関数など、知っておくと便利な関数まで網羅する。このような作業を行い、知識を身に着けることでデータを取得する時点でいかに最終形を意識した形で格納できるかという意識もはぐくまれ、医療のデータの質向上に向けた、大きな役割を担う人材を育成できると考える。
※参加者が事前に行う作業は想定していない。当日、データベースを扱うために必要なエクセルの知識に関するハンズオンセミナーを行うことを想定している。
持参物、事前準備:パソコンを各自ご持参下さい。

◆ 研究実践WS3 9/29(土)14:50-16:20・定員50名

予測モデル研究の読み方~deep learning (AI)とは何か?~

企画責任者:片岡 裕貴 兵庫県立尼崎総合医療センター

対象者:中級者対象、職種は問わない
ワークショップの学習達成目標
1. 予測指標の枠組みについて説明できる。
2. TRIPOD声明とは何か説明できる。
3. 古典的な予測指標研究とdeep learningを用いた研究の違いについて説明できる。
ワークショップの概要:事前課題として、30分程度の予測指標に関する動画での学習、および課題論文(JAMA.2017 Dec 12;318(22):2199-2210.)を読むことを要する。当日は、課題論文の内容をグループワークで評価する。 deep learningの実装について学びたい参加者には事後配布資料で対応する。

◆ 研究実践WS4 9/29(土)14:50-16:20・定員48名

費用対効果の使い方

企画責任者:後藤 励 慶應義塾大学経営管理研究科

対象者:費用対効果に興味がある方。専門領域・職域は問わない。これまで費用効果分析・経済評価などの経験がなくても結構です。
ワークショップの学習達成目標:医療技術や医薬品・機器の費用対効果を評価するうえで注意すべき事、今後研究が必要な分野について理解する。
ワークショップの概要:2017年度から医薬品及び医療機器の費用対効果評価が試行的に始まっており、実際にその結果に基づいて価格調整が行われた。医療技術評価(health technology assessment: HTA)のプロセスは分析・評価・意思決定の3段階に分かれている。日本でも、分析段階については研究方法についてガイドライン作成が行われており、標準化が進んでいる。一方、費用対効果研究結果を使って政策的な意思決定を行う段階については、昨年度の試行的導入において様々な問題点が指摘された。
本ワークショップでは、ビジネススクールで用いられるケースメソッドを用いて、費用効果分析の結果を解釈し、費用効果以外の医療技術の要素を考慮し意思決定するまでの過程をディスカッション形式で学ぶ。
参加者は事前にケース教材と事前設問が配布されるので予習が必須となる。

◆ 研究実践WS5 9/29(土)16:30-18:00・定員50名

QOLをアウトカムとした研究を読み解く

企画責任者:山本 洋介 京都大学大学院医学研究科 社会健康医学系専攻 医療疫学

対象者:初級~中級向け。QOL評価を用いる全ての職域・専門領域が対象
ワークショップの学習達成目標:1.先行研究を通じて、QOLをアウトカムとした臨床研究の型を知る。2.QOL尺度を活用する上での適切な評価方法が設定できる。
ワークショップの概要
【概要】本ワークショップでは、QOLをアウトカムに設定した先行研究を批判的に読み、その研究の型と適切な評価方法について、グループワークとミニレクチャーで学びます。
【対象】QOLに関心のある全ての職種の方(医療職・企業・行政の方を含む)
【ミニレクチャー】グループワークに先立ち、QOL尺度に関するミニレクチャーを行います。講義では、先行研究を通じてQOL尺度を用いたアウトカム設定の型・方法についても概説します。
【ワークショップの内容】5~6人程度のグループに基づきグループワークを行います。具体的には、指定された先行研究について討議を行い、そのQOLのアウトカムとしての設定方法について改善すべきポイントを議論します。その際には、1.QOL尺度の選択は適切か、2.測定タイミングの設定は適切か、3.結果の解釈は適切か、などの点から、単に「QOL尺度を使用する」だけではなくどのように使用すると効果的なものになるかについて議論を深めます。最終的には、グループごとに改善後のQOLを用いたアウトカム設定について、思考の過程とともに発表していただきます。発表後には討議並びに講評の時間を設け、総括を行います。
【コンピュータ使用の有無】使用しない・ハンズオンは設けない

◆ 研究実践WS6 9/30(日)10:20-11:50・定員50名

これでもう査読依頼もこわくない!チェックリストを用いた系統的査読のすすめ
~観察研究編~

企画責任者:大前 憲史 福島県立医科大学 臨床研究教育推進部

対象者:初学者から中級者、職種は不問
ワークショップの学習達成目標
1.現行の査読システムの枠組みとその問題点を説明できる。
2. 観察研究の論文を査読する際に、評価するべきポイントを3つ以上挙げられる。
ワークショップの概要:当日グループワークで査読作業をするための課題論文1本を読む。
<事前>
当日グループワークで査読作業をするための課題論文を1本読む。
<ワークショップ当日>
・ 現行の査読システムに関して、枠組みと問題点、最近のトピックについて解説。
・ レポ―ティングの質、Risk of Bias、結果の解釈に関するチェックリストについて解説。
・ チェックリストを用いた査読作業をグループで行う。
・ グループワークの成果をグループごとに発表する。

◆ 研究実践WS7 9/30(日)13:10-14:40・定員50名

論文の批判的吟味〜研究計画と情報収集〜

企画責任者:竹内 正人 京都大学大学院医学研究科薬剤疫学分野

対象者:初学者から中級者(専門領域、職種を問わない)
ワークショップの学習達成目標:医学論文の批判的吟味とは何か、そしてどのように行うかの体系を講義とグループワークを通して習得する。
ワークショップの概要:研究計画を立てる上で、これまで何が分かっていて、何が分かっていないのか先行研究から情報収集を行う際、得られた論文の批判的吟味を行い、論文の内容が適切かを判断することが極めて重要である。しかし医療者が、読むべき論文の選び方、読み方について系統的に学ぶ機会が少ないのが現状と思われる。
本ワークショップでは、医学論文の批判的吟味に関する講義とグループワークを行う。
グループワークでは、論文に書かれている対象や方法が妥当か、結果が信頼できるかについて、事前に論文を読むためのチェックポイントを提示した上で、論文をじっくり読みながら作業を進める。最後に、講師がポイントに沿って論文を解説する。論文を読み始めたばかりの方、読み方に自信のない方、今までに論文の批判的吟味に関する講義を受けたことのない方の参加を想定している。グループワークでは実際の医学論文を用いるが、題材については特定診療科の専門知識がなくても読めるよう、テーマに配慮する。参加者が本ワークショップを通して、論文を批判的に読むとはどのようなことなのかを実感でき、その体型を習得できることを目標とする。今後文献を読みそこから得られた知識を医療現場において役立てられる、その足がかりとなれば幸いである。
準備として事前に論文を配布し、予習範囲を指示する。また、コンピュータは使用しない。

スペシャルグループワークショップ

会 員(無料): 4/2(月)10:00~9/7(金)17:00 先行予約受付!
非会員(無料):4/16(月)10:00~9/7(金)17:00

◆ 救急/集中治療 9/29(土)16:30-18:00・定員48名

交絡因子と向き合うワークショップ
~交絡因子の選択と解析方法が結果に与える影響を知ろう~

企画責任者:安田 英人 亀田総合病院集中治療科

対象者:中級者
ワークショップの学習達成目標:観察研究における交絡因子の選択の重要性を理解し、適切な選択及び解析の方法を実施できる。
ワークショップの概要:本ワークショップでは、観察研究における交絡因子の選択により要因と結果の関係に相違が生じる可能性があることを経験し、正しい交絡因子を選択することの重要性を理解することを目的とする。ワークショップの流れは以下のように行う。
  1. 受講生はあらかじめ作成された観察研究を想定した仮想のデータセットを用いて、あらかじめ設定されたリサーチクエスチョン及びPECOに基づいて、交絡因子をリストアップする(ここまでは事前学習で行う)。
  2. 研究デザイン、交絡因子に関する簡単な講義を行う。
  3. 受講生は複数のグループに分かれてデータセットに含まれる因子を見ながら最終的に解析モデルに組み入れる交絡因子とその解析方法に関してグループディスカッションを行う (各グループにはファシリテーターが配置される)。
  4. グループの受講生同士のディスカッションで決定した交絡因子と解析モデルを用いてファシリテーターがEZRで解析を行う。その結果を全体に対して発表を行う。
  5. 各グループにおけるディスカッションの結果を全体で発表し、それぞれの結果の違いを共有する。選択する交絡因子の組み合わせや方法によっては結果の方向性や大きさが異なることを理解する。
  • 受講生には事前学習で研究デザイン、交絡因子に関する理解を深めておき、かつ、配布されるリサーチクエスチョンとPECOから交絡因子を抽出しておくこと以外、事前に行うことはない。
  • 当日のワークショップグループは事前アンケートによりある程度レベル分けを行う
  • 当日はファシリテーターが解析を行うため受講生がパソコンを持ち込む必要はないが、自身でデータをハンドリングしながら交絡因子の検討を行いたい場合は自身のパソコンを持ち込むことを推奨する。データはUSBで配布する。

◆ プライマリケア  9/30(日)13:10-14:40・定員48名 

プライマリ・ケア研究プロトコール・ブラッシュアップセミナー

企画責任者:青木 拓也 京都大学大学院医学研究科 社会健康医学系専攻 医療疫学分野

対象者:プライマリ・ケア領域で臨床研究に取り組んでいる医療者(中級以上)
ワークショップの学習達成目標:自身の研究プロトコール作成に活用できるTipsを3つ以上持ち帰ることができる。
ワークショップの概要:プライマリ・ケア領域において、我が国からの臨床研究の発信量は、まだ国際的に見て低い。北米では、NAPCRG(North American Primary Care Research Group)が学術集会を開催し、多職種による質の高い研究発表や、若手研究者に対するエキスパートからの形成的フィードバックが行われており、研究活動の活発化に寄与している。
本ワークショップは、NAPCRGのセッションを参考に、我が国で臨床研究に真剣に取り組んでいるプライマリ・ケア領域の医療者を会して、研究プロトコールに対してエキスパートから突っ込んだ助言を得られる「場」、研究者ネットワークを形成する「場」を提供する。
プライマリ・ケア領域の若手医療者に、自身の研究プロトコールを発表してもらい、様々なバックグラウンドを持つ研究指導者クラスからのフィードバックや、同世代の研究者とのディスカッションを通して、研究プロトコールのブラッシュ・アップを図る。またこうしたプロセスを共有することによって、参加者全体の研究リテラシーの向上を図る。対象となる研究は、量的研究のみならず、質的研究や混合研究も含める。
※当日研究プロトコールを発表する若手医療者を公募します。発表を希望される方は、以下のフォームから応募をお願いします。(40歳未満の方が対象です。応募者多数の場合は選考を行います。)
https://goo.gl/forms/La6TkhcbK6P9Zhqk1

◆ 多職種      9/30(日)14:50-16:20・定員30名

多職種チームで「カイゼン」を、学会抄録ブラッシュアップ!!

企画責任者:渡部 一宏 昭和薬科大学 臨床薬学教育研究センター

対象者:初学者
ワークショップの学習達成目標
1. よいRQ(Research Question)とはなにかを理解できる
2. CQ(Clinical Question)をRQに構造化できる(PI/ECO)
3. RQの質を評価することができる(FIRM2NESSチェック)
ワークショップの概要:臨床現場の疑問を臨床研究で解決するためには、そこに関わる様々な職種(医師・薬剤師・看護師・リハビリ・栄養士・医療事務など)の連携が不可欠です。専門性の異なる職種同士で効果的に議論していくためには、この研究で明らかにしたい疑問とその意義や重要性を共通言語で理解する必要があります。
本ワークショップでは曖昧な臨床上の疑問をどのようにまとめればいいのか、その質をどのように評価すれば良いのか、レクチャーと実習を通じて習得を目指します。臨床研究の実践に関心はあるが何から取りかかれば良いか分からない方、学会発表を聞いても良い研究なのかどうかいまいちピンとこないという方、ご自身の学会発表の内容をブラッシュアップしたい方向けの内容です。初学者でも安心して参加して頂けます。
当日は曖昧な疑問のまとめ方(Research Questionの構造化)やResearch Questionの質の評価方法(FIRM2NESSチェック)に関するレクチャーに加え、小人数のグループを作り、よくみかける学会抄録例をもとにしたグループワークを行います。各グループにはファシリテーターがつき、グループワークのサポートをします。グループワークの成果は全体で共有し、講師、ファシリテーターも参加して、ディスカッションを行います。最後にはレクチャー、グループワークで学んだ前後で比較して、学会抄録の読み方がどのように変化したかを実感して頂きます。また今後の学習・研究につながる情報提供も行います。
本ワークショップが臨床現場をより良く「カイゼン」できる研究の実現に向けて、多職種で取り組むResearch Questionの意義や重要性を体感し、はじめの第一歩を踏み出して頂くきっかけとなることを期待します。
なお、コンピュータなどの機材は使用しません。

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