プログラム
大会長講演
座長:吉澤 靖之(東京医科歯科大学 学長)
演者:福原 俊一(京都大学大学院医学研究科 社会健康医学系専攻 医療疫学分野 教授、福島県立医科大学 副学長)
国際シンポジウム
この国際シンポジウムは、世界レベルで起きている医療のパラダイムシフトを牽引している二つの潮流、Patient Reported Outcomes (PRO)と医療デジタル革命、を取り上げる。 PRO研究の世界的権威であるJohn E. Ware氏を米国より招聘し最先端のPRO測定評価法について、また医療デジタル革命の最前線でご活躍中の武藤氏、澤氏に、現状と展望を語っていただく。福原氏は、デジタル革命とPROの本格導入が、医療と臨床研究にもたらすインパクトについて解説する。
筧 善行(国立大学法人 香川大学 学長)
教育講演1「臨床研究を取り巻く法的諸問題について」
座長:川上 浩司(京都大学大学院医学研究科 社会健康医学系専攻 薬剤疫学・臨床研究管理学 教授)
田妻 進(広島大学学術院臨床医学内科系 総合内科・総合診療科、大学院医歯薬保健学研究科総合診療医学)
演者:岡村 久道(弁護士法人 英知法律事務所、京都大学大学院医学研究科(医療疫学)講師)
山本 晴子(国立循環器病研究センター臨床試験推進センター長)
松浦 祐史(内閣官房健康・医療戦略室 主査)
教育講演2「臨床疫学研究の最前線」
座長:宮田 裕章(慶應義塾大学 医学部医療政策・管理学教室)
二宮 利治(九州大学大学院 医学研究院 衛生・公衆衛生学分野 教授)
演者:福間 真悟(京都大学 医学研究科 人間健康科学系専攻)
古川 壽亮(京都大学大学院医学研究科 社会健康医学系専攻 健康要因学講座 健康増進・行動学分野)
シンポジウム「保健医療介護ビッグデータ研究の人材育成」
NDB・DPCなどの保健医療ビッグデータや、介護ビッグデータを用いた研究が近年広まりつつある。しかしこれらの研究には、臨床医学・疫学・統計学の知識のみならずデータベースに関連する知識も必要となり、学際的なチームによる研究体制の構築が不可欠である。また、ビッグデータ研究の担い手となる臨床家やデータアナリストの人材は不足しており、その育成が急務である。本シンポジウムでは、保健医療介護ビッグデータ研究の顕著な実績のある演者らを招き、人材育成の現状と今後についてディスカッションする。
座長:康永 秀生(東京大学大学院医学系研究科公共健康医学専攻 臨床疫学・経済学 教授)中山健夫(京都大学大学院医学研究科社会健康医学系専攻健康情報学 教授)
田宮菜奈子(筑波大学 医学医療系ヘルスサービスリサーチ分野 教授)
康永秀生(東京大学大学院医学系研究科公共健康医学専攻 臨床疫学・経済学 教授)
産学連携セッション「地域包括ケアシステムにおけるICT活用による医療の質の向上と効率化の両立」
高齢化社会において多剤投与、残薬の問題、認知症、医療費の増加など多くの課題を抱える中、政府は地域包括ケアシステムを推進している。介護職を含め多職種の連携・協働も重要となっている。それらを解決するためにはICTの活用、ビッグデータの解析、AIの臨床応用は大きく期待されている。様々な立場の方々からプレゼンしていただき、今後の方向性をディスカッションする。若手臨床疫学者にとっては今後の研究テーマのヒントにしていただきたい。
座長:宮田 俊男(医療法人社団DENみいクリニック、国立がんセンター 企画戦略局 政策室)三津原 庸介 (日本調剤専務取締役)
吉崎 敏文(日本アイ・ビー・エム株式会社 執行役員 ワトソン事業部長)
PROシンポジウム「革新的QOL尺度QGEN-10®と複合併存疾患インパクト尺度QDIS-7®」
セッション参加は事前登録制
演者のJohn Ware教授は、QOL尺度デファクトスタンダードとなっているSF-36などのSF-toolを開発した研究者として世界的に著名な研究者である。
QGEN-10®は、PROMIS(Item Bankに関する大規模公的共同研究プロジェクト)などを経てWare博士によって開発された包括的QOL尺度である。10項目と項目数が少ないにもかかわらず、測定精度および測定範囲(天井効果や床効果の改善)が従来の尺度に比較して格段に向上しており、今後SF-toolを置き換えることが予想されている。
QDIS-7®は、複合慢性疾患の併存(multi-morbidity)が常態的な超高齢者が医療資源の大半を消費する時代を迎え開発された、慢性併存疾患のインパクトを測定する尺度である。従来のcomorbidity indexと異なり、開発時のvalidationのアウトカムに死亡ではなく、QOLを用いているのが特徴である。また、測定のmetricは、慢性疾患の種類にかかわらず標準化されているため、異なる疾患間の比較が、そして国民標準値との比較が可能である。
演者:John E. Ware, PhD(マサチューセッツ大学 教授)
Meet the Database
座長:川上 浩司(京都大学大学院医学研究科 社会健康医学系専攻 薬剤疫学・臨床研究管理学 教授)
宮田 裕章(慶應義塾大学 医学部医療政策・管理学教室)
演者:徳増 裕宣(リアルワールドデータ株式会社、倉敷中央病院 臨床研究センター管理部長補佐)
木村 真也(株式会社日本医療データセンター)
中村 正樹(メディカル・データ・ビジョン株式会社)
加藤 源太(京都大学医学部附属病院 診療報酬センター)
「観察研究手法を用いた臨床疫学研究の現状に関するサーベイ」の報告
山崎大 (京都大学大学院医学研究科 社会健康医学系専攻 医療疫学分野)
臨床研究、プレッシャーバトル!! リサーチクエスチョン公募
お題(シナリオ):高齢者の転倒
高齢化に伴い介護を必要とする高齢者数が増加していますが、その大きな原因のひとつに「転倒」があります。高齢者の転倒は、大腿骨骨折やケガ等の直接的な影響に加えて、転倒を繰り返す不安から身体活動量が減りフレイルになる等の間接的な影響につながっていきます。本セッションでは、転倒後の治療やケア(大腿骨骨折手術、リハビリテーション等)のほか転倒予防(多剤併用防止、身体機能トレーニング、生活環境調整等)など、「高齢者の転倒」に伴う問題をテーマとしたリサーチ・クエスチョンを考えてみましょう。
座長:二宮 利治(九州大学大学院 医学研究院 衛生・公衆衛生学分野 教授)
指定コメンテーター:本多 通孝(総合南東北病院 外科、福島県立医科大学 低侵襲腫瘍制御学講座)、西垣 昌和(京都大学 人間健康科学系専攻)、板谷 崇央(京都大学大学院医学研究科 社会健康医学系専攻 医療疫学分野)
最新の統計手法を臨床家が用いたら? 演者公募
山中 竹春(横浜市立大学 医学部 臨床統計学 教授)
コメンテーター:
田栗 正隆(横浜市立大学 データサイエンス学部 データサイエンス学科 准教授)
田中 司朗(京都大学大学院医学研究科 臨床統計学 教授)
演者:
- 土谷飛鳥(東京大学)
抄録タイトル:Tracheostomy and Mortality in Patients with Severe Burns:A Nationwide Observational Study」
用いた統計手法:Inverse probability of treatment weighting methods and a marginal structural Cox proportional hazard model.」
出版した論文のPMID:29980328
コメンテーター:田中 司朗
- 青木拓也 (京都大学)
抄録タイトル:Multimorbidity patterns in relation to polypharmacy and dosage frequency: a nationwide, cross-sectional study in a Japanese population
用いた統計手法: 多次元項目反応理論
出版した論文のPMID:2949144
コメンテーター:田栗 正隆
- 笹渕裕介(自治医科大学)
抄録タイトル:東日本大震災が「避けられる入院」に与えた影響
用いた統計手法:Difference-in-Differences
出版した論文のPMID:27612980
コメンテーター:田中 司朗
- 福間真悟 (京都大学)
抄録タイトル:未測定交絡への対処(Challenge to adjust for unmeasured confounding)
用いた統計手法:操作変数法
出版した論文のPMID:28764919
コメンテーター:田栗 正隆
京都大学MCRミニライブ 演者公募 セッション参加は事前登録制
京都大学MCRミニライブ1
座長:古川 壽亮(京都大学大学院医学研究科 社会健康医学系専攻 健康要因学講座 健康増進・行動学分野)
指定発言者:池之上 辰義(京都大学医学研究科 社会健康医学系専攻 医療疫学分野)
京都大学MCRミニライブ2
座長:中山 健夫(京都大学大学院医学研究科 社会健康医学系専攻 健康情報学 教授)
指定発言者:渡辺 範雄(京都大学大学院医学研究科 社会健康医学系専攻 健康増進・行動学)
統計ハンズオンセミナー セッション参加は事前登録制
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研究実践ワークショップ 企画公募→受付終了 セッション参加は事前登録制
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スペシャルグループワークショップ セッション参加は事前登録制
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Meet the Expert セッション参加は事前登録制
9/29(土) 福原 俊一 理事、康永 秀生 理事、二宮 利治 理事
9/30(日) 川上 浩司 理事、宮田 俊男 理事、宮田 裕章 理事
ランチョンセミナー・アフタヌーンセミナー セッション参加は事前登録制
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公募 について
ワークショップ公募期間:2018年3月1日(木)10:00~3月22(木)17:00 まで
その他セッション公募期間:2018年4月2日(月)10:00~7月17(火)17:00 まで
セッション参加の事前登録制 について
会 員:4/2(月)10:00~9/7(金)17:00 先行予約受付!
非会員:4/16(月)10:00~9/7(金)17:00